つづき。
ブランディングで大事なこと『その1』は…
『他人からうらやましいと思われる状況やものを作り出すこと』だった。
次にブランディングで大事なこと『その2』を書いてみたい。
これはすごく重要だ。
重要すぎて絶対にはずせない。
ブランディングで大事なこと。
それは…
『キーワードを与えられたときに、真っ先に頭に思い浮かぶ存在でなければならない。』 だ。
ものすごく重要だ。
他人の心の中のランキングが1番でなければ個人ブランドは成立しない。
自分に選択権があるとき、1番のものしか購入し得ない。
「プーマ」のジャージが1番好きなのに、「ナイキ」のジャージを選ぶことはない。
好きなジャージというキーワードを与えられて、その人の心の中に「プーマ」ってのが浮かんでくるのに、「ナイキ」を買うことは絶対にない。
もし、「ナイキ」のジャージしかなくて、「ナイキ」を購入せざるを得ないとき、でも、「ナイキ」もいいんだとか、これしかなかったとかいう言い訳とともに購入する。
そういうのはブランドじゃない。
「プーマ」を買ってれば、はい満足。
これで終了していたのだ。
ブランドってのは、その人にとって理由やいいわけなしの満足して選ばれる状態をいう。
選択権1位に来る状態を作りこむことだ。
そいつがブランド構築の鍵になる。
もう少し言うと、僕は化粧品なんかには興味がない。
だから、資生堂とかファンケルとかどうでもいいし、僕の中ではブランドでもなんでもない。
関心がある人が、あるキーワードを連想したときに真っ先に連想される状態、そいつがブランドだ。
具体的に説明する。
物理のテスト勉強で、わからない問題に直面したとする。
○○君なら解けるだろうな…
って一瞬頭をかすめることがある。
それは、○○くんが物理でのブランドになってるからだ。
○○くんは、その人の心の中の物理というキーワードを制している。
物理2位ってのはブランドじゃない。
1位にならなければ個人ブランドになり得ない。
そこが、普通にみんなが考えているヴィトンやグッチみたいな高いブランド品と個人ブランドとで考え方が違うところだ。
ランチェスターでも言っている。
1位になれるところまで絞り込まなければならない、と。
僕が化学で1位になれないと思ったら、センター化学まで絞り込むだろう。
センター化学で勝負できないと感じたら、東大化学とか京大化学まで絞り込むだろう。
ライバルは少ない方が1位になりやすい。
僕もそれを考えながら仕事をしている。
やみくもに働いているわけではない。
1位に何個なれるかってことを考えてずっとやっている。
普通の人よりできるとか、2位の数とかそんなのはどうでもいい。
なぜなら僕も個人ブランドを目指しているからだ。
(まあ、もうブランドだけど…)
炎集団で説明しようか。
僕は炎集団をブランドにするために、多くのキーワードをとりにいっているのをわかるだろうか?
1番かっこいいというキーワード。
1番がんばってるというキーワード。
モチベーションというキーワード…
いろいろないいキーワードに関連付けてある。
そして今から戦略というキーワードを付与しに行く予定だ。
勉強中に「カッコいい」って言葉が浮かんだときには、炎集団を連想するだろう。
勉強中に「ここを根性で乗り切る。」とか考えたら炎集団を連想するだろう。
それがブランドだ。
2位はどこでも関係ない。
そのキーワードで1位になることだ。
誰かの心に、あるキーワードが浮かんだとする。
パソコンで検索をかけたら、1位から順番に表示されるだろう。
でも、心の中に検索をかけたら1位しか表示されない。
それが重要だ。
僕のブログで調べてみるとわかる。
1年半くらい前から、「勉強をがんばること=かっこいい。」という表現が頻繁にでてきているはずだ。
あの頃はまだ炎集団という名称はなかったが、カッコいいブランドを構築しようと思った。
そして少しして炎集団というネーミングを考えた。
僕は炎集団を、意図的にブランドにするように努力してきた。
偶然できているわけではない。
今からも書くいろいろな工夫をして、自分や炎集団をブランドにしてきているのだ。
どうすればいいかわかりにくい学生のみんなに、キーワードを書いておこう。
たとえば、そこの1番に立つことを考えればブランドになれる。
参考にして欲しい。
・1番勉強ができる。
・1番情報を持っている。(テストの情報、就職の情報)
・1番運動ができる。
こういうのは一般的だ。
何かどまんなかのジャンルの1位になってる状態だ。
でも、僕のお勧め的にはこういうのだ。
薬学部で、西洋薬学を学んでいるのに、ものすごく東洋薬学(たとえば漢方)の知識がある。
医学部なのに、経営とか経済の知識に秀でていて、医師になったとたんに開業できるくらいの経営準備をしている。
工学部で普通に工学の知識があるのに、税理士の勉強をしている。
小さいことでもブランドになれる。
・1番、酒に詳しい。
・1番、野球に詳しい。
・1番、他人からの誘いを断らない。
・1番、車の運転がうまい。
「1番よく授業をさぼる。」…こういうのはブランドにならない。
なぜなら、前回書いた「法則 その1」に当たってしまうからだ。
復習しよう。
ブランディングで大事なことその2だ。
『キーワードを与えられたときに、真っ先に頭に思い浮かぶ存在でなければならない。』 だ。
ブランディングを考えて行動している人と、そういうことを考えずに行動している人。
この差は大きい。
考えて行動するだけで、どんどん自分のポジションが上がってくる。
それがブランディングだ。
そしてブランドを完成するためのその3へと続いていく…