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俺とばーちゃん。1
3日前だった。

ばーちゃんの容体が急に悪くなった。

病院に急がないと間に合わない雰囲気だった。

死ぬ前にもう一回甘えたかったな…と年甲斐もないことを考えながら車をとばした。

間に合って欲しいな、って思う一心で病院についた。


ばーちゃん、苦しそうだった。

もう、俺が行ったことも分かってない感じだった。

手を握って話しかけても、俺だってわかってるかどうかそれさえよくわかならない。

すでに親戚たちが来ている。


俺には両親がいないので、ばーちゃんは俺の親みたいなもんだった。

ばーちゃんは勉強できないし、依存心がすごく強いから、賢そうに全然見えない。

きっと勉強も得意じゃないと思う。

でも、俺はそういうばーちゃんがいいんだ。


ここ10年くらい、ばーちゃんに会うたびに「はー、死にたい。」ってそればっかりで、全く意味のないその会話が俺は嫌いだった。

「死にたい。」と言って心配してくれる周りの人を見ることで安心しているんじゃないかとさえ思えた。

時には心配してあげたり、時には怒ってあげたりしたけど、きっと「ばあちゃん、死なないで。」って目に涙でもためて、手を握ってあげるのがばあちゃんに一番いいことなのだと思うのだが、あまりに無意味なので、ばーちゃんが「死にたい。」って言えない空気を作ろうといつも思っていたように思う。


でもね。

でも、俺はばーちゃんのことが好きだった。

ばーちゃんにはいつもふざけて、真面目に話すことは少なかったけど、俺とばーちゃんはそれで楽しかったんだって思う。


俺が大学に合格したとき、

「ばーちゃん、入学式行ってみる?」

社交辞令で言ってみただけだったのに、

「じゃあ、行こう。」だって。

ばーちゃんと二人で大学の入学式に行った。


俺は、大学の準備とか引越しの手配とか、ばーちゃんの切符のこととか、いろいろ考えてたのに、ばーちゃんは新幹線に乗るなり…

「ビール飲まんかね。」

ま、俺もビール嫌いじゃないから飲んだけど、次は「みかん買おう。」って売り子さんが来るたびにいろいろなものを買っちゃって、遠足みたいだった。

大学に入って初めての一人暮らしで、俺、結構楽しみにしてたのに、ばーちゃんが、あれ買えこれ買え。っつってちょっとばーちゃんの趣味になったからね。

俺の家。

しかも、俺の金なのに、ばーちゃん、勝手にいろいろ決めて。

机とかも置きたい場所があったのに、ばーちゃんが全部やった。


3日くらい泊まって、さすがにそろそろばーちゃんを追い返さないと、このままばーちゃんと二人暮らしになるなって思って、追い返したその夜、なんだかさみしかった。


会社にいた頃は、ばーちゃんに俺だけ食費をとられてて、なんで俺だけばーちゃんに食費をとられるのかよくわからなかったけど、でもなんでか俺だけだった。

塾を始めてからは、ばーちゃんに会うたびに5000円ずつ渡してた。

ばーちゃんって俺のこと、大金持ちだと思ってたからね。

何か必要なお金がいるたびに、俺に出せっていうんだよ。

まあ、金額は小さかったけどね。

あれだけ会社辞める時に、反対したくせして。



俺の愛すべきばーちゃんはもう長くないらしい。


俺はもうばーちゃんからもらいたいもの、これからもらうものも何もない。


俺にはばーちゃんと一緒にいて楽しかった思い出がいっぱいある。


親父がこの世からいなくなったときは、別にへっちゃらだったけど、ばーちゃんがいなくなるのはちょっとさみしいな。

元気なときのばーちゃんにもっと甘えときゃあ良かったって思う。


あと、嫌がられてできなかったけど、ばーちゃんを海外に連れて行ってやりたかったな。


でも、特に後悔ってほどじゃない。


俺と仲良しのばーちゃん。

俺は自分でそれを感じられるから幸せだ。

ばーちゃんも俺のことが好きだったはずだから、俺とばーちゃんは俺とばーちゃんにしかわからないこんな気分でよしだろう。

なあ、ばーちゃん。



ばーちゃんの信じてる神様へ。


ばーちゃんはあの世を信じています。

もし、ばーちゃんが行くことがあったら、ばーちゃんが思ってた通りのあの世にしておいてください。

あと、俺のこと聞かれたら、水と二酸化炭素になるって言ってったって言ってください。

俺は、あの世とか興味ありませんから。




自分のために書いた記事なのでコメントいりません。

| 炎みかみちゃん | その他 | comments(2) | trackbacks(0) |
Comment
2009/08/16 10:39 PM posted by: さと
泣かせていただきました。
人の命は、尊いとつくづく感じます。
本当の幸せってなにか、一緒に考えてみませんか?
2009/08/18 4:36 PM posted by: みかみ
さとさん。そうですね。
でも、幸せを一緒に考えるってのは…どうすればいいんでしょう?一緒にって会って話すってことですか?
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